温泉の歴史と利用2

温泉の利用

湯を使う風呂が一般的でなく、衛生に関する知識や医療が不十分であった時代には、
温泉は怪我や病気に驚くべき効能があるありがたい聖地であったとされています。
各温泉の起源伝説には、鹿や鶴や鷺(サギ)などの動物が傷を癒した伝説や、
弘法大師等高名な僧侶が発見した伝説が多いです。
このような場所は寺や神社が所有していたり、近隣共同体の共有財産であったそうです。
江戸時代頃になると農閑期に湯治客が訪れるようになり、
それらの湯治客を泊める宿泊施設が温泉宿となったとされています。
湯治の形態も長期滞在型から一泊二日の短期型へ変化し、現在の入浴形態に近い形が出来上がっていきます。

温泉はヨーロッパでは医療行為の一環として位置付けられているが、日本では観光を兼ねた娯楽である場合が多い。
学校の合宿や修学旅行に取り入れる例も多いですね。もちろん、湯治に訪れる客も依然として存在しています。

 

提供形態

一旦浴槽に注いだ湯を再注入するか否かで循環式と掛け流しに分類される。
循環式においては、一度利用した湯を濾過・加熱処理をした上で再注入している。
近年掛け流しを好む利用者の嗜好により、源泉100パーセントかけ流し等のキャッチコピーで宣伝しているところもある。

 

入浴法


さまざまな湯温

時間湯 - 草津温泉(群馬県、高温浴(摂氏42度以上))
ぬる湯/持続湯 - 不感温度浴(摂氏34-37度)、微温浴(摂氏37-39度)
冷泉浴 - 増富温泉(山梨県)、寒の地獄温泉(大分県)


さまざまな入浴形態

打たせ湯 - 筋湯温泉(大分県)
立ち湯 - 鉛温泉(岩手県)
寝湯 - 湯之谷温泉郷
足湯 - 各所、屋外で無料も多い。道の駅たるみず(鹿児島県)に設置されているものが日本最長
蒸し湯 - 鉄輪温泉(石室:大分県別府温泉)
箱むし - 後生掛温泉(秋田県)
砂むし - 指宿温泉(鹿児島県)、竹瓦温泉(大分県別府温泉)、別府海浜砂湯(大分県上人ヶ浜)
まんじゅうふかし - 酸ヶ湯温泉(青森県)
岩盤浴 - 玉川温泉(秋田県)
泥湯 - 明礬温泉(大分県別府温泉)、すずめの湯(熊本県地獄温泉)、三朝温泉(鳥取県)
飲泉 - 各所、禁忌の場合もあるので、飲む場合は注意が必要


その他

温泉を食品加工などに利用した例

地獄蒸し  - 別府市の鉄輪温泉が有名。温泉の蒸気で魚や野菜を蒸す。成分が逃げないのが特徴です。
温泉卵   - 高温の源泉につけて卵をゆでる。これは有名なので おかわり おわかりですね♪

野沢温泉(長野県)では、収穫後の野沢菜の下ごしらえに利用したり、
冬季に凍っている野沢菜をゆでるために温泉を用いています。

また下ごしらえの場所として共同浴場の湯船を利用することでも知られている。
温泉納豆 - 黒石温泉郷や、四万温泉などで見られます。

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最終更新日:2018/11/15

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